シーシャを育てるとは一体どういうこと?
シーシャを深く追求していくとチラホラ聞こえる「シーシャの育成」という言葉。シーシャを育てる?と疑問に思った方もいるはず。この記事では、シーシャ道を極めたい者たちに捧ぐ、シーシャパイプの育成について分かりやすく解説したいと思います。
- シーシャパイプの育成とは?
- シーシャパイプを育成する意味
- シーシャパイプの育成方法
- シーシャパイプ育成時の注意点
- 育成におすすめのフレーバー
- 育成におすすめのパイプとボウル
1. シーシャパイプの育成とは?
シーシャパイプの育成とは、シーシャパイプ、ホースやボウルに特定のフレーバーを染み込ませ、使用するたびにそのフレーバーが濃く感じられるようにするプロセスのことです。育成期間は味を染み込ませている特定のフレーバー以外は一切使用しません。

2. シーシャパイプを育成する意味
特定のフレーバー以外は一切使用せず、時間をかけて何度も吸う行為を繰り返すことで得られるメリットとはなんでしょうか?ここでは育成するその意味を解説します。

フレーバーの深みを増す
パイプやホース、ボウルに特定のフレーバーを染み込ませることで、シーシャの香りが一層豊かに感じられるようになります。育成中のフレーバーの香りが内部に吸収され、吸う度に味わいが濃くなり、風味が引き立つようになります。
自分だけの味わいを作る
他のシーシャユーザーとは異なる、自分だけの味わいを作り出すことができます。同じ組み合わせであれば、自分が好きなオリジナルのミックスフレーバーを繰り返し作ることで、他では味わえない唯一無二の味わいが出来上がります。
シーシャパイプへの愛着
育成したパイプは、自分だけの特別な存在になります。パイプにフレーバーが染み込む過程を楽しむことができ、パイプへの愛情がより深まります。
3. シーシャパイプの育成方法
シーシャを育成することで、自分だけの特別な体験が得られます。では、どのように育成すれば良いのかを見ていきましょう。

フレーバーをしみ込ませる
シーシャパイプ、ボウルやホースに好きなフレーバーを浸透させます。ここで重要なのはフレーバーが浸透しやすい素材のものを選ぶことです。パイプであれば真鍮製や木製のもの、ボウルは吸収性の高い素焼きのクレイトップを使用するのがおすすめ。また、ホースは革製のものがより香りの浸透率が高くなります。
育成にかかる時間
パイプの育成には時間が必要です。フレーバーを染み込ませるために、同じフレーバーのみを使用し、何度も同じボウルとホースでシーシャを作り続けることでより深い香りの定着が得られます。育成完了までの目安として、100回ほど同条件で吸うことで完成と言われています。 クレイトップで例えると、土色から黒ずんできて、フレーバーの匂いが感じられるようになります。
4. シーシャパイプ育成時の注意点
根気強く行うシーシャの育成。せっかく時間をかけたのに上手くいかないなんて事は避けたいものです。ここでは育成時の注意点を解説します。

素材で異なるフレーバーの浸透性
木製のパイプやホースには、長時間フレーバーが染み込みすぎると劣化や変色を引き起こすことがあります。金属やガラス製、ステンレス製のパイプでは比較的心配しなくて大丈夫ですが、育成の際にはそれぞれ素材ごとに浸透の具合が異なることを理解しておきましょう。
過度な洗浄を避ける
フレーバーを染み込ませるときは、吸った後の洗浄方法も重要です。例えば、パイプやホースを洗剤などで洗浄してしまうとせっかくのフレーバーの風味が洗剤の香りになってしまいます。水洗いですすぐなど軽い洗浄を心がけましょう。
5. 育成におすすめのフレーバー
育成によく使われる、おすすめのリッチなフレーバを紹介します。
ダブルアップル
アニスとリコリスの濃厚な甘い香りは育成と相性が良く、初めての育成におすすめです。吸う度に濃くなる味わいを体感することができるでしょう。
カプチーノ
コーヒー系の香りが強力なフレーバーもおすすめです。程よいミルク感とコーヒー豆の味わいが育成により濃厚になっていくのが楽しめます。
レモン
柑橘系でさっぱりと思いきや、育成することでレモンキャンディのような甘さとレモンのフレッシュな香りがより濃厚になっていきます。
6. 育成におすすめのパイプとボウル
育成と相性の良い、おすすめのパイプとボウルを紹介します。
真鍮性パイプ
真鍮はステンレス素材よりも水との親和性が高いため、香りの定着に向いています。また、育成中に若干のくすみなど汚れが出ても、それが味となっていくのも真鍮性パイプのいいところです。

トルコの人気パイプ、エルマスなら、クレイトップや革製ホースが付属しており、育成に必要な全てが揃います。
木製パイプ
木は、水が染み込見やすいその特性からフレーバーの匂いも吸収しやすいため、短期間でリッチな味わいが得られます。

素焼きのクレイトップ
釉薬がついているものはボウルに膜があるので染み込みにくいため、吸収性の高い素焼きのクレイトップを使用するのが基本です。

【まとめ】
シーシャパイプの育成は、香りを楽しむことを追求した方法であり、シーシャ体験をより深く、個性的にするための手段です。適切なフレーバーの選び方や育成方法を理解し、注意点を守りながら育成を進めることで、より豊かなシーシャライフを楽しむことができます。